タイトルは、Nature 最新号のEditorial*
Japan should bring in international help to study and mitigate the Fukushima crisis. (03 September 2013)
を読んで思い浮かんだ大江健三郎氏の小説のタイトル
私が作文すれば『津波から完全に立ち戻ったとは言えないが、福島では200万人が問題なく暮らしている。東京は福島とは250キロ離れているが、心はつながっている。津波は大きな悲劇ではあるが、世界中の人の心を結びつけるものでもあった。オリンピックもその一つとしたい。
そうですか、200万人が問題なく暮らしていると・・・
残念ながら、こんな大切な記事が福島県版扱い→福島第1原発:汚染水流出 影響なし、試験操業海域の放射能濃度平常 mainichi.jp/area/fukushima …上記のツイート、4時間で300件リツイートされた。伝えるべき情報を我々は伝えていないと反省しました。
Nature にも、IOCにも、今一番大切な情報だと伝えたらどうですか
2020年東京五輪招致委員会の竹田恒和理事長が、福島第一原発の汚染水漏れ問題について、「東京は影響を受けておらず、安全だ」などと訴える手紙を国際オリンピック委員会委員約100人に送っていたことが分かりました。t.asahi.com/ccjo
東京が安全ならそれでよいと・・・
放射能汚染水だって、タンカーみたいなもので運んでいって海に薄ーく広ーく撒けば、害はまったくない。それができないのは、やってはいけないことになっているから
なぜやってはいけないと世界の人々が考え、納得したのか、その歴史的経緯をご存じないか?
Cs137が1gあると、だいたい3テラベクレル。とんでもなく多い。もしそれがコップ一杯の水に溶けているとして、10倍に薄めることを30回繰り返すと、コップ一杯の水にCs137は1原子も含まれなくなる
そのためにはCs-137を1原子も含まない水とコップが必要、とでも言えばわかりますか?
何がわかりますか?
われらの狂気を生き延びる道を教えよ !
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*「内田樹の研究室」に邦訳がある。